トップ  > KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)  > KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第20回報告

KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第20回報告

KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第20回のご報告です(^^)/

KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第20回 報告

1 日 時 平成30年11月21日(水) 19:00~20:30 & 第二部 ~23:00(ウエスト舞鶴店)

2 場 所 あいれふ(福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号)健康づくりサポートセンター研修室C

3 参加者 10名

4 内 容 「行動障がい者居宅介護支援事例紹介」
やす君(仮名)との1年半の関りの中で得た 驚き、気付き、失敗など
                     訪問ケアあおぞら 松尾 淳史さん
   ・自己紹介
   ・やすくんの居宅介護支援事例の紹介
   ・事例についての質疑応答・意見交流
5 報告
【事例紹介文】
・やす君について
・やす君(仮名)、三十路の男性です。175cm95kg。日中は生活介護の事業所に通所して、平日の夕方以降と休日に居宅介護、移動支援を受けています。
訪問サービスは私たち「あおぞら」ともう1社関わっています。「あおぞら」では月間おおよそ10日~12日間、30~40時間の関りを持っています。約1年半のお付き合いになります。
①時間との葛藤
気が向くまで動いてくれないやす君と、3時間の枠の中で何とか一通りの支援を行いたい 支援者(松尾)の葛藤をご紹介します。
1、居宅介護の場合
2、移動支援の場合
②声が大きくて・・・
声量の調節が効かないやす君。人ごみや飲食店ではしばしば注目を浴びることに。
やす君が様々な店舗に行けるようになれるよう、ご参加の皆様にもご教授いただけると  
幸いです。
【意見交流】
 ①の時間との葛藤について
 ・時間帯があらかじめ決められたサービス提供の中で、知的理解が高くないやす君が、そもそも論として、本人はその時間帯に『外出したい』というモチベーションが高まっているのか?また、決められた時間に帰ろうとする約束事がインプットされているのか?という疑問があり、居宅介護サービスの提供と本人ニーズとの兼ね合いが大変難しい仕事だとわかった。難しさがある上で、松尾さんは、本人の気分や気持ちを尊重し、ある時から事前に本人のニーズ(どこに行きたいか?など)をすり合わせしておくことに取り組むなどできる限りの工夫を実践されている。
・同じヘルパーとして、時間が来たらサービス提供は終わりであること、他の利用者の予定があり、続けられないことなどを行ってしまいがちである。しかし、松尾さんは、本人の『楽しい』を最優先しながら対応している。必要に応じて、昼食する店側にも、本人のこだわりや店内での時に出す大声などについて理解を求める協力を得ることも必要なのではないか。
②の大声への対応策について
・耳の聞こえ方のアセスメントを改めてする必要性はないか?機能的な問題なのか意識の問題なのかによってアプローチも変わってくる。また、大きな声を出さずにやれている『できている』ときはどんな時なのかを整理すると方策が見えてくるかも?
・音の大きさを図る計測器(db)を活用できないか?
・小声で話しかけると反応はどうなのか?過去の成功例として、「ひそひそ話をしよう」作戦のチャレンジ(他の人に聞こえないように、「私にだけ教えて…」)
・人形に話しかける際は小声ができていることが確認されているため、人形に話しかける行動の応用や人形に吹き出しをつけて話すことの促し等工夫できないか?
【全体を通して】
出された意見交流の内容をとても網羅できていませんが、とにかく、以下の2点が大きくクローズアップされた時間となりました。
① 居宅介護ヘルパーさんのそもそもの困難性
② 困っている現状に対して、参加者からの積極的なアイディア提供
 決められた時間帯(知的重度の対象者にとっては、なかなか本人の意思・希望により設定された時間帯ではないタイミングで訪問し、なおかつ決められた時間に終わらねばならない)の制約がある中、かなりの腕を必然的に求められている現状を改めて痛感したのでした。
 また、そもそも、本人ではなかなかできない家事だったり身体動作を補助したりすることが本来の目的であるにもかかわらず、本人の一般常識からすると不適切な言動(いわゆるおかしい言動)を正す・修正することの必要性・妥当性について、大きな社会課題として考えさせられた機会となりました。松尾さんは、一人の困っている障がい者への「支援」という観点から、この部分にも真摯な態度で踏み込み、時には親に変わって店の前で本人を叱ったり、適切な言動ができた際には大いに誉めたりする対応をとっていらっしゃることに対し、本当に頭がさがる思いでいっぱいでした。

 本人の意思・意思表示を大切にしながら、時には、その一歩先を走って、本人の意思をサービス提供のタイミングに合わせてあげる工夫も織り交ぜながら、支援にあたっていらっしゃるその姿勢は、この勉強会の大きな目的である「支援とは何か?」を考えるとてもよい機会をいただいたと松尾さんに感謝でいっぱいです。
 勉強会は、会場終了の21時がせまっても、まったく意見交流が収束せず、司会の力量不足が否めませんでしたが、翌日の都合でご参加いただけなかったお二人を除いて、食事会でもこの議論の続きに花が咲いたのでした。
 さて、今回の勉強会は、また、初参加の方を4名お迎えして開催することができました。一回の勉強会に参加いただいている人数は決して多くはありませんが、多方面の職種やお立場の方々に広がっていることについては確かな手ごたえを感じています。
 今後も、この勉強会を地道に続けていきながら、それぞれのお立場の参加者のみなさんのお役に立つことができること、そして、新たな方々への勉強の輪を広げていくことを大切にしながら関わっていきたいと思っています。今後ともみなさんのご協力をよろしくお願いいたします。
【次回の予定】
・期日・場所 平成30年12月19日(水曜日)19時~ 場所:あいれふ(中央区舞鶴)です! 
 
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立

合同会社サンクスシェア

〒 812-0053

福岡市東区箱崎1丁目26番27-202号

TEL:092-231-9253

FAX:092-303-8882

 

スマートフォンからのアクセス
読込QRコード

サンクスシェアとの連絡ツール

(Powered by smappon)


すまっぽん作成を無料お試し!

ホームページ作成を無料お試し!