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 　KYOUKOUU（強度行動障がい勉強会）は、第４０回を迎えました。

　そして、「強度行動障がいとわたし」シリーズも今回で４回目となりました。

　支援者の人柄までにじみ出るバックボーンのお話。強度行動障がいの支援ノウハウだけではない、もっと根本的な「ひと」としての思いや考えに触れさせていただくことは、直接携わっている支援者には、『またがんばろう』という勇気を与え、ご家族や関係者の方々には、『こんな支援者が増えてほしい』という希望を与えていただけると思っています。

　決して成功事例ばかりではない、強度行動障がい支援の根幹に触れるこのシリーズは、今後も継続していきたいと思っています。

１　タイトル　強度行動障がいとわたし

２　日時  R７.５.１７   13時00分～15時00分（その後講師と情報交換）

３　場所　CO-WORKING SALON 四季のいろ（博多区千代）

４　お話　今本 繁さん（合同会社ABC研究所 代表社員）

５　参加　会場参加 ２４ 名　　Zoom参加 ２８名　（情報交換会 １９ 名）

６　内容　

　前回のスピーカーだった倉光 高潔さんからリレーでつないでいただいた今本 繁さんを講師に迎え、トピックスに示されている内容でお話を伺いました。

　もちろん、今の今本さんに至る経緯もさることながら、さまざまな人との出会い、学んでこられた専門知識、そして、強度行動障がいの具体的な支援として、VTRも見せていただきながら、具体的な「記録」「分析」「仮説」をもとに実際に行った支援にも触れていただきました。

　真の専門家と言われる今本さんの、このすべてに学ぶものが大きく、さらに、穏やかで、ていねいで、なおかつ信念ある今本さんのお人柄に大きく魅了されたのでした。

　わたしは、「好きを増やしていけば、不適切行動が必ず減る」「行政など関係機関とけんかしちゃだめ」というくだりがとても心に響きました。強度行動障がい支援だけではないとは思いますが、特に、うまくいくことがそんなに多くないかかわりの中で、すぐに他者に愚痴を言ったり、攻撃したりしがちになると思いますが、このお言葉は自分自身にとって大きな戒めとなります。

　お話の詳しい内容は、どうぞ資料や動画全編をご覧ください。

当日資料　 今本さん資料「これまでの取り組み」

【ご参加いただいた方の感想】

・実際に関わった方のお話非常に興味深かったです。ありがとうございました。

・今本先生のご講義は何度も拝聴しましたが、先生のこれまでの道のりをお聞きできたのは初めてでした。僕も強行支援をやっており、今でも支援現場の最前線で活躍される今本先生を追いかけております。とても引き込まれる研修会でした。

・今本先生の軌跡を伺った気がしました。

・今本先生と強度行動障害とのつながりから生まれるお話に興味があり参加させていただきました。この課題は、支援（指導）に必要な適切かつ最新の理論やスキル等の他に、支援者や養護者などの周囲の環境への、正しい在り方の啓蒙的かつ適切な理解の広がりが必要だと考えています。そのような意味で、今回は今本先生とさまざまな人との繋がりや歴史を知ることができて興味深いものでした。私自身も、微力ながら発信を続けていきたいと考えております。ひきつづきの御指導をよろしくお願いいたします。

・先生の支援に関する熱意素晴らしいと思いました。1990年辺りに行っていた先駆的な取り組みはつい最近の事じゃないのかと思ってしまうほどびっくりしました。うまくいっている研究や取り組みをやめてまでも、次やりたい取り組みを行う事はなかなかできることではないと思います。また事例などもあり分かりやすかったです。とても勉強になりましたありがとうございました。

・いままでの先生の歴史や勉強されてきた事などがわかり、私も幅広い知識と勉強が必要だと思いました。
その時関わられた先生の著書なども参考になり、一度取り寄せて拝読したいと思っております。先生の著書も早速ネットでみてみます！
本当は実際お話したかったのですが、どうしたも都合がつかず現地に行けずズームでの参加となり残念です。
わたしも強度行動障害の方と普段から施設で支援しておりますが毎日トライアンドエラーの繰り返しです。
しかし、すこしでも本人様たちが過ごしやすい、彩りある人生を送れればと日々頑張ってます
またどこかでお会いできたら嬉しいです
今日はありがとうございました。

・今日はありがとうございました。今本先生の略歴などが伺えてよかったです。

・初めて知る事が多く、事例も重ねて話して頂いたことでわかりやすかったです。

・自閉スペクトラム、ADHD、軽度知的の特性を持つ子どもの親です。今本先生がどんな学生時代を過ごして来られたか聞く機会は滅多に無くて貴重な時間でした。夜中に利用者さんとドライブしたり、山の中を歩き回ったり、先生もそんな時間を過ごされたと聞いて、自分の子ども達の多動や癇癪に悩まされていた幼い頃を思い出して懐かしかったし、髪の毛を急に引っ張られたり、暴れるのを昼夜問わず対応する姿が頭に浮かび親近感を持ちました。スタッフの皆さん、会場にお越しの方々とお話しできてとても嬉しかったです。
また機会があれば参加させて下さい。ありがとうございました。

・技術的な勉強も大切ですがこうやって専門職の方のバックグラウンドの話を聞くのも学ぶ上で大切だと改めて感じました。
支援において、その支援の困難さを極める程、技術と同様に続ける熱意が必要だと思う今日で、本日は交流会も含めて本当にお腹一杯になりました。ありがとうございました。

・PECSはまだ勉強中ですが、先生のこれまでの経験や思いを聞くことができて良かったです。ご利用者を理解すると共に誰もが地域で生活できるよう、私も学びと支援を続けていきたいと思います。ありがとうございました。

・強度行動障がいについてほとんど知らなかったため、受講させていただきました。現在重傷心身障害者施設で働いており、利用者の話を聞いてると共通する部分があったり、分析・対応・対策をどのようにすると対象者にいいのかを学ぶことができました。今回のお話を聞き、改めてもっと知りたいと思いました。ありがとうございました。

・大変貴重なお話をありがとうございました。
ひとつのきっかけから、ご自身で足を運んで学び続け、障害を持った人たちに関わり続けた先生の道筋の中にいる、私たちの子供のような「難しい人たち」（実は純粋な人たちに）に、希望の明日があることを教えていただきました。
どこを向いても、喧嘩しないで同じ方向を向いて支援するチームが、普通に一人一人を支えている社会になってほしいです。

・具体的事例を、映像を見ながら説明があったので、とてもわかりやすかったです。
癇癪になった時の対応方法・環境の大切さを学ばせて頂きました。有難うございました。

・困った行動と許し難い行動に分けて考えること、生活全体で好みの行動を増やすことが基本であること、とても勉強になりました。

・とてもよかったです。今本先生の歴史とあわせて野口先生の偉大さを再確認しました。
僕が聞けてない時間があったので、teacchと、応用行動分析の比較のところが詳しく聞きたかったし興味深かったです。

・今本先生の今のお仕事に至るきっかけとなる出来事や、行動障害を持つ方との関りなどがよくわかりました。行動障害を持つ方の支援の基本となる考え方を知ることができてよかったです。

・利用者の具体例や動画があり、すごく分かりやすかったです。
知っている利用者の方もいて、過去の様子が分かり、今とは比べようのないくらい大変だったことが分かりました。
利用者の方の興味関心に基づいて支援することの重要性を理解することができました。

・今本講師の人となりがにじみ出たお話となりました。利用者に対し、止めるのではなく好きなことを中心にする、行政や学校とのけんかをしてはダメなど、おそらく常に一貫してそう実践してこられたのであろうと思いました。これは、私たち普段の人間関係でもいつも意識をしておきたいと改めて自分自身に言い聞かせました。そして、私たちは心意気だけではなく、改めて専門知識をしっかりもっておかなければならないことを痛感しました。改めて今回の貴重な機会を感謝します。ありがとうございました。

・お疲れさまです。
予定の内容に加えて、事例なども織り混ぜてお話し頂いたので、有り難かったです。

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