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R4.9.26相談支援勉強会「就労支援センターを知ろう」(SNA報告)

SNAプロジェクト 「なまび」部門 『相談支援勉強会』 報告

 『相談支援として知っておきたい連携先社会資源シリーズ』

 

1 タイトル 福岡市障がい者就労支援センターを知ろう

2 日時  R4.9.26   13時30分~15時00分

3 場所 相談支援事業所サンクスシェア

4 スピーカー 福岡市障がい者就労支援センター 高野さん・八方さん

5 内容

 福岡市社会福祉事業団が運営する福岡市独自の就労を支援する機関からお二人においでいただいて、業務の概要や相談支援との連携についてお話を伺いました。
 600名ほどのサンクスシェアとの契約者の中でも、一般就労もしくは就労継続支援A型サービス利用(会社との雇用契約を結ぶ社員)の人数は、おおよそ100名を数え、日々の相談支援の中でも大きな柱のひとつです。
 相談支援の実際においても、就労支援センターのコーディネーターさん、ジョブコーチさんによるかかわりの上に、一般就労企業との間に入っていただき、普段から大きな助けをいただいています。

 しかし、そもそも就労支援センターさんの全体業務についてはあまりよく知らないことに改めて気づかされた今回、今後のセンターさんとの連携にとって貴重な機会となりました。

 


 300

 3つの部門があることを始めて知りましたが、特に、【企業支援部門】があることについて、就労を目指す障がいがある人たちにとって、とても大切な業務であることが実感できました。実習先として協力していただく企業の開拓、就職先としての連携企業など、開所以来多くの企業開拓をしてこられたそうです。
 改めて、最初から就労支援センターさんが関わって就職をした人の支援だけでなく、これまで連携のない企業さんでの就労や就労した後での連携など、さまざまなパターンやタイミングでの就労支援センターさんへの相談も検討できるのだと心強く思ったのでした。

 


 

 後半の質疑応答の時間では、障がいがある人が働く今後について情報提供、重要な示唆をいただきました。

300

 

  • 福岡市就労支援センター、福岡県障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターでは、これらの機関が顔を合わせ、互いに連携しあうことを目的とした会がスタートしたとのこと
  • 一般企業の障害者雇用率2.3%は、今後さらに率が高まる可能性がある。加えて、これまで、納付金を支払えばよいという企業も多かったが、ここにきて、連携の企業開拓の上では、かなりの企業さんが、前向きに話を聞いてくださるようになった、と明るい方向性を情報提供してくださいました。(障害者の雇用数が法定雇用率を満たさなかった企業は、障害者雇用促進法に基づき、不足する障害者数に応じて1人につき月額50,000円の「障害者雇用納付金」を納付しなければならない)
  • 特に「子どもの支援において重要なことは?」のご質問に対し、子ども自らが、『選ぶ』経験が少ない傾向を感じるので、【自分で決める】ことを重視したかかわりが必要であるとのご意見をいただきました。

 私たち、就労支援に携わる者の一人として、このような「はたらくとは?」についてしっかりとした理念をもち、企業側(雇用側)の方々にも、本人のよさ、強みとしてしっかりメッセージを伝えることができるよう最善を尽くしたいと改めて感じることができたひと時でした。

 

 同様に、私たち自身も「はたらく」一人の労働者です。だれかのため、社会のため、自分のためを想いながら、「はたらく」ことに飽くなき追究をしながら、同時に楽しく「はたらく」ことを続けたいと強く心に刻んだのでした。

 

福岡市障がい者就労支援センターについて(講話資料)
(福岡市社会福祉事業団福岡市障がい者就労支援センター)

 

 


 

今回、就労支援センターのご了承を得て研修を録画しています。

 

『SNAの会員の皆様向け』に、勉強会のコンテンツとして10月17日に動画配信予定です!

【動画の一部(当日の内容説明部分)】

 

 配信は、10月17日から1週間の公開予定です!
動画視聴希望の方は、SNA(スペシャルニーズアシスト)プロジェクトへの入会をご検討ください(^^)

 


 

【参加したサンクスシェアスタッフの感想】

就労支援センターの主な業務について、実質始めて説明を受けた。大きく印象に残ったことは、企業援助部門があること。相談支援専門員として、障がい者の働き方や生活について直接支援をするが、働く場としての企業へはほぼ手が出せていない状況がある。私たちではどうにもできないとあきらめているところがあるが、福祉的就労以外の就労場所も、就労支援センターとつながりがある会社かもしれず、また、新たな就労支援センターとのつながりができるかもしれないことを考え、相談してみることは一考の価値があると考える。また、障がいがある人が働く職場として、企業の理解も進んでいる方向性にあるとの話も聞くことができ、今後、相談員として就労支援する際に、本人や家族に対し明るい情報提供ができることからも有益な情報を得ることができた。今後の連携として、就労支援センターにつなぐということだけではなく、情報を提供してもらったり、アドバイスをもらったりする関係性の活用をぜひ考えていきたい。

ジョブコーチをされている八方さんが265社も担当されていて日々企業との関わりを大切にされていることを知ることができ資料の写真などわかりやすくて参考になりました。利用者様と企業への見学に行く際の状況の伝え方について、難しい方でもまずは同行をしてみて提案をしてみることだと教えて頂き、相談員として心配もありますが気持ちが楽になりました。ありがとうございます。またお子様に就労の為に今できることについては、「自分で決めて行動できること」「自分で選び選択していくこと」など、実際に保護者様との会話の中で、認めて褒めることなども意識して頂けるように、今後お伝えしていきたいです。本日のお話を活かして頑張ります。貴重なお時間を頂きありがとうございました。

就労支援センターについて講義を受ける機会を得た。類似の組織で障がい者就業・生活支援センターや福岡障がい者職業センターなどあるも障がい者就業・生活支援センターは仕事以外にも生活の支援も手厚いこと、福岡障がい者職業センターは就労に向けた短期プログラムが設定されているなど、それぞれ特色があることを知った。また就労支援センターの特色として、交流のある企業が多いことを知ることが出来、実際に求職活動を行う障がい者の視点では力強いのではないかと感じた。障がい者の就労だけでも上記の3事業の他に福祉サービスにおける就労移行支援や就労定着支援、就労継続支援A・B型など多岐に渡り、また就労に留まらず日中過ごす場となると更に幅広いサービスがある。それらを把握し適切に紹介出来るよう内容の理解を深めていきたい。

就労の支援だけにとどまらない、当事者の困り事そのものにとことん寄り添う姿勢が伝わり、障害を持った人たちの生活と人生そのものに大きく関わる仕事をされていると感じた。
年齢、経験、障がい特性を考慮し、行動のタイミングまで図る丁寧な仕事ぶりで、当事者のみならず、企業からの信頼も獲得されている。
企業も障害特性を学び、寄り添おうとする姿勢を持ってあると聞き大変嬉しく感じたが、センターの皆さんの努力あってこそと感じた。

利用者が利用したいと思っていてもその段階でない場合は受け入れせず、他のサービスやセミナーなどを提案するという、利用者の状況を見極めることも難しい事だと思った。企業との結びつきや企業へのセミナーなど行ってもらえる事で企業側が特性や配慮をしてもらい、利用者が長く働ける環境が出来ると思った。貴重なお時間ありがとうございました。

企業と障がいを持たれた方を繋ぐ大切な窓口ということが今回の研修でわかりました。就労支援センターが定期的に企業側へ出向いて働きやすい環境を整えたり、特性の理解が深まるように研修を開催されたりと様々な働きかけをしてくださっているおかげで、マイノリティーの方も働きやすい職場へとなっています。そして、誰もが同じように社会の役割を持って活き活きと働けるようにしてくださっていて感謝と相談支援にもそれに近い何か出来ればと思いました。貴重なお時間とお話をありがとうございました。

就労関係機関は複雑で分かりにくいと感じていたが、自分のなかで整理することができた。また、就労支援センターの活用方法やどのような利用者の方にご案内すれば良いのかもイメージすることもできた。今後の支援の組み立てに活かしていきたい。

職業センター、就業・生活支援センター、市就労支援センターは一部相違はあるものの役割分担等はまだ未整理であり、これからであることがわかった。企業に対する啓発活動等では人数的に限界がありながらも企業セミナー開催等で大いに力を発揮されている。

これまで就労支援センターとかかわる機会が少なく、具体的にどのような業務を担っているのかなどについて詳しく知りませんでした。今日の講話を聞かせていただき、具体的な支援内容だけではなく、児童期や青年期においてどのようなことを支援者が大切にすることが将来の就労に繋がっていくのかを示唆していただき、今後の自分の支援に活かしていきたいと思います。

 

※ 次回の相談支援勉強会は、社内研修を11月に、12月に動画配信を予定しています 👉