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KYOUKOU(27)

KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第27回 「報告」

R2.7.26 強度行動障がい勉強会

 

 お話:永川暁子さん

2 日時:R2.7.25(土)10時~12時

3 場所:コスモスプラザ(朝倉郡筑前町篠隈373番地)

4 参加者:会場12名 ・ Zoom5名

5 内容:「は〇とくんに気づかされたこと」


 新型コロナウイルスの影響を受け、今年2月27日に予定していたKYOUKOU勉強会を期限未定の延期状態としてからかれこれ5か月。

 満を持して登場いただいた永川お母さん。は〇とくんたちお子さんの子育てと永川さんの想いやお考えに触れるお話を聞くことができ、いろいろと開催には悩みもしましたが、『やってよかったぁ~』と心底思える日となりました。

 ただ、しょっぱなは、Zoom配信のみなさまには大変なご迷惑をおかけしてしまいました。お話がすでに始まってずいぶん経ってからの許可になってしまったことをここにお詫びいたします。Zoomによる配信は、今後避けては通れないツールとなりますのでしっかり準備をしておきたいと思います。

 さて、永川さんのお話は、すごくためになり、そして、とってもうまかったです(#^^#)

 「人前で話したことがない」とのことでしたが、伝えたいことのエッセンスがきちんとあり、その理解をより確かなものにするためのエピソードが添えられ、さらに、母と子たち、子同士、永川さんとお姉さん、周りの関係者とのやりとりなどの再現がうまいことうまいこと(^^♪

 その場にいるような感覚になるほど、臨場感をもった話しぶりに惹きこまれていったのでした。ときどき人の前で話をする機会がある私にとって、内容以外のところでもすごくすごく勉強になりました!


 内容に戻りましょう。

 強度行動障がいがあるお子さんをもつほとんどのお母様がおっしゃいますが、せいいっぱいやれるだけのことをやっていてもなおかつ、お子さんの行動問題が発生し、その対応には対応の困難さはもちろん、どうしたらよいかに悩む精神的な負担、けがや体調不良、はたまた眠れない等の身体的な負担が計り知れない状況にあります。は〇とくんのお話が中心ではありましたが、永川さんも本当に苦しんでおられました。

 そんなあるとき、永川さんのお誕生日をきっかけに、家族が集まる夕食時に「ほめほめ会」と称して、母から子どもたちひとりひとりに、今日一日でみつけたそれぞれのよかったことを伝えるというイベントを開始されたんだそうです。すると、この取り組みを始めると、これまで、「できていない」「遅れている」ことにばかり目が行きがちだった永川さんの子どもたちへの見方や接し方に変化が生まれ、さらにこの影響は、子どもたち同士の関係にもよい影響を与えるという副産物をも生んだとのこと。

 加えて、「いいねブック」と銘打ったファイルをつくり、永川家が家族をお互いに思いやる、感謝する、寄り添う足跡をたくさん貯めることにも取り組みを拡げたとのことで、お話の中で、お子さんたちがたくさんたくさん綴った資料も披露いただいたのでした。

 この相乗効果をもたらしたのが、永川さんのお姉さま。発達障害支援アドバイザーの研修を受けるために、4人のお子さんの対応を終日買って出て、永川さんを送り出すなど絶大なるサポートをされておられるとのこと。

 このような経緯の中、ある衝撃的な事件が起こります!

 療育手帳A2を所持するは〇とくんは、IQ検査の結果が50前後。発語もほとんどなく、さまざまなことに対する理解が低い状態であるとの判定です。これまで、母もそう思っていました・・・

 しかし、その日は、先のお姉さまが、は〇とくんに手を添え、一緒に文字を書いていたところ、意思表示として文字を書けるのではないかということになり、実際に試してみると、なんと、自分の意志をことばに書くことができたというのです!

 それからというもの、必要時には、は〇とくんに本人の気持ちや考えをひとうひとつ尋ねることにより、どうしてかんしゃくを起こしていたか?やどうしてその行動を起こしたか?の本人なりの理由を理解することができるようになったとのことです。実は、文字もアルファベットも計算さえも彼はわかっていたという驚きの結果も加わって・・・

 以来、無くなったとは言えないものの、かんしゃく自体はかなり減ったとのこと!

 これまでは、気圧や気温の変化が不安定の理由としか考えていなかった本人の行動が、実は私たちにも理解できる、納得できるものとしてたくさん存在していたことに対し、ひとつひとつ丁寧に対応することにより、かんしゃくが激減するというとてつもなく大きな成果が出たのだそうです。


 はたと考えさせられました。

 IQ検査の数的結果は、外に現れたものだけしか評価・判断されません。うちに秘められたものは、外に現れない限り評価の表舞台に上がることができません。IQ検査に限らず、わたしたちは、表面に現れたものだけをみて判断し、決めつけをしていないでしょうか?そもそも、内なるものを見ようとしているでしょうか?もう一つ加えるなら、相手が、内なるものを外に表す機会を保障しているでしょうか?、表したいと思う気持ちが出し易いように準備をしてあげているでしょうか?

 永川さんからつきつけられた強烈な事件は、そんなことを考えさせられ、これからの自分が心がけとしてやらなけばならないことに大きな示唆をいただいたのでした。

 人が誰しも持っている内に秘めたものをしっかりと見つめることができる支援者になりたいと、改めて強く強く思ったのでした。私の好きな心理学者である国分康孝さんが言っていました。「変えようとするな。分かろうとせよ。」と。この言葉を今後も大切にしていきたいと思います。 


 雨の中会場に集まってくださったみなさん、そして、Zoomでお時間を割いて参加してくださったみなさん、そしてなにより、この貴重な学びの機会を与えてくださった永川さんとお子さんご家族のみなさん、ほんとうにありがとうございました(^^)


【次回以降の勉強会の予定】

1 8月31日(月)19時~21時

  おおほり苑における強度行動障がい支援の実際と施設見学

 

2 9月13日(日)10時~12時

  肥前精神医療センター 會田 千重 先生

  内容:・強度行動障がい支援の現状や課題

     ・強度行動障がいへの医療による治療

     ・強度行動障がいに対する先進的取り組みをしている事例の紹介

     ・強度行動障がい支援の将来的な方向性

  を網羅してお話をいただく段取りを進めています。

  会場については、未定ですが、今回同様、会場+Zoomによる同時配信の予定です。

 

 予定が目白押しではありますが、新型コロナウイルスの影響で停止していた内容を順次繰り出していく予定です。どうぞ、みなさんの予定のご都合をつけていただき、ぜひご参加の調整をお願いいたします。 


【報告追記】

 勉強会が終わった後、永川さんが「たなかさんありがとう」と文字が書かれた一枚のメモを見せてくださいました。お聞きすると、今回のお話をするにあたり、は〇とくんが書いてくれたとのこと。お母さんが、今回の機会を得て話をすることをどう思うか尋ねたところ、こう返答してくれたんだそうです。

 思わず、右のようなは〇とくんへのお礼の手紙を書いて永川さんに託したところ、お母様とは〇とくんが、また新たにこのようなメッセージを届けてくださいました。

 今、は〇とが帰宅しました! 「今日、皆さんにお話できて良かったよ」と話しました。 田中さんからお返事いただいたのを見せたら 書いてくれました。

永川さん曰く、

 田中さんからお声かけいただき、は〇とに相談したら「いっておいで」と。あらためて人前で話すの初めてで、上手にできるか不安と話したら「大丈夫。たのんどきます」と言われ、挑みました(笑)
「たなかさん、ありがとう」には、こんな素晴らしい機会を母に与えてくださり「ありがとう」なんだと、母の勘ですが、そう感じています。

文責:強度行動障がい勉強会 田中 聡

 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立