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放課後等デイサービス事業所研修

 定期的にスタッフ研修でおじゃましている放課後等デイサービス事業所さん。
 法人で2つの事業所を運営されている。
 一方は、いわゆるグレーゾーンと言われる普通学校に通う特別支援が必要な子が多く利用する事業所。そして、もう一方は、特別支援学校に通うやや重度の知的障がいの子どもが多く利用する事業所。この2つの事業所のスタッフさん向けに月に2回の研修を定期的に行ってもう3年になる。
 
 スタッフさんの入れ替わりは随時あってはいるが、3年目ともなると一通りの基礎基本の研修内容をおおかた網羅した。そこで、昨年度の終わりごろから、具体的な支援場面を取り上げ、心理劇的手法を取り入れた演習形式の研修に取り組んでいる。(心理劇とは…👉
 
 具体的には、ある子どもと接する場面で、支援者と子ども役をスタッフが演じ、「役割交代」や「補助自我(もう一人の自分を顕在化させる)」等の技法を通じて、そのときの自分の心の動きをたどったり、子どもの心情を推し量ったりすることを体験してもらっている。
 

 
 今回は、ほぼ同じ進め方で研修した3回目となる。スタッフのみなさんも徐々に慣れてきて、この形を使った研修としては、ほぼ一定の水準を得たとの実感もできた。
 
写真が2時間の大まかな流れである。
  1. 「こんなときどうする?」の場面、対象児を話し合って決める。(5分)
  2. 対応について、アイディア出しをして、その場面を演じる準備をする。(20分)
  3. 劇化してフィードバック等検討協議する。(30分×2グループ)
  4. 「そうならないために事前にすること」について、もの・ひと・ことの視点から事前対応策を表にまとめる。(20分)
  5. 発表・まとめ(15分)
 慣れてきたスタッフさんたちは、しゃかしゃか協議をすすめる。私は、ちょくちょく見回って、確認や質問、意見を随時行っていく。
 

 
 この研修の大きなポイントは、「どうすればよいか?」を紙上で検討するだけではなく、それを「劇化(役割演技)」することである。このことの意味・価値は大変大きい。
 この日もそのことを如実に示すできごとがあった。
 
 一方の事業所で、ある知的に重度の女の子が送迎車に乗り込む前の玄関で、座り込んで靴を投げ、大きな声で叫び始めたときにどう対応するかを検討した。
 協議の際、ある職員さんが、「靴を投げ始めても、何度か投げると自分で次第に落ち着くんですよね。」とおっしゃっていた。しかし、その職員さんが、大声を上げ始めた女の子に接する支援員役を演じて関わった際、投げ始めた靴を拾っては本人の前に届け、「投げないよ」「危ないよ」と声かけを演じたのであった。
 
 いくら頭で考え、紙の上に記したとしても、その直後であってさえ、思っていた通りに行動は伴わない…ということについては、自分自身にとってもやっぱりよくあることに思い当ったのだった。
 だから、
 
 
1 頭で考えていることを、整理して紙上にまとめる
     ことに加えて、 
   2 それを実行できるか実際に試すトレーニングをする
  (いわゆるアウトプット)
 
 
 いくら頭で考えていたとしても、それをアウトプットしなければ、外から見ている人にとっては、全く何も考えていないことと何ら変わりがない。
 また、それを紙上に書き出し、しっかり整理したとしても、それを実際に実行しなければ、書きだして整理したことはなんら価値を生みださない。
 それを実行に移すために、だれかに具体的に説明して口に出したり、実際のシュミレーションとして練習相手とやってみるなどが重要となる。
 私は、まずアウトプットしないことには、思考そのものも鍛えられないと思っている。
 イメージしたことを文章に表す段階で、そのギャップがあり、なかなかイメージ通りに文章ができあがらないのである。この状態で四苦八苦して文章化するとき、頭の中で考えていたイメージが再構成され、精度があがるのだと思う。
 その次の段階も、実際の行動としてアウトプットしないと考えたことの精度が上がらないと思っている。やってみて初めてやれそうなのか、今後も続けれそうなのかがわかることが多いからである。
 

 
 さて、「そのときどうするか?」の問題を考えることは、実際に起きていることなのでスタッフさんにとって切実である。しかし、もっと大切なことは、そのような困りごとがそもそも起きないようにするためには、「どうしていたらよかったか?」を考え、事前のお膳立てを実行しておくことである。
 流れの4で、そうならないための事前策について、グループで案を出し合いながら「もの」「こと」「ひと」の観点別に自分たちが事前にやっておくことを表にまとめる作業に取り組んでもらった。
 3回目と言うこともあり、ずいぶんと慣れてきた感があり、スピードも速くなった。これに加えて、一方のグループは、考えた対策案を実際いつ実行するのかの予定も立て、日付を書き込むという工程表としても完成させていた。こうなると、ほんとうに実行性がぐんと高まる。
 先のアウトプットについての考え方からも、研修で考えはしたものの、実行に移すことなくいつのまにか忘れ去られていくことが多い中で、大事な大事なひと作業だとおおいに評価させていただいたのだった。
 

 
 研修後の午後からは、この事業所さんの創作活動を見せてもらった。
 夏本番直前らしいテーマを考え、星座の写真を掲示するなど活動場所の雰囲気作りも含めて、よく考え抜かれているなあと感心させられた。自分の生まれた星座を確認し、その星の並びを真似て多面体面に穴をあける子もいたとのこと。きっと、自分のうまれたことを意識したり、誕生日のことを思い出したりしたことであろうし、帰って暗くなって、部屋の天井に自分が作ったプラネタリウムの光を映し出したり、それを一緒に観てくれたお父さんお母さんが、「本物の空を見て見よう」って外へ連れ出してくれたりと、たくさんの気づきや触れ合いが、芋づる式に連なっていく様子が目に浮かぶ大変価値の高い活動だと改めて感じたのだった。
 研修で取り扱った事前のお膳立てが重要であることを意識していただいてのこの仕事であるとしたなら、私も大変うれしい限りである(*^^)v
 

 
 研修としても、サンクスシェアの相談業務としても、この「事前お膳立て」や「アウトプット」を大事な柱としてこれからも意識を持ち続けたい。 
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立