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KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第21回報告

KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)第21回 報告
H31.1.28
 
1 日時・場所 平成31年1月28日(月) 19時~20時半 in あいれふ(福岡市中央区舞鶴)

2 タイトル 音楽療法と強度行動障がい支援

3 話題提供者 北古賀 昌子(ひさこ)さん
 音楽療法の知名度がほとんどない時代から「九州臨床音楽療法学会(現・日本臨床音楽療法学会)」に所属し、学会発表、スーパーバイザーから指導を受けるなどしつつ、音楽を通してハンディのある子ども達と関わってきました。日本臨床心理研究所(山梨県)にて、精神科医の松井紀和教授のもと、数日間事務所に寝泊まりしながらどっぷり現場で学んだことが、今でもセッションのベースになっています。その後結婚、期せずして最重度の自閉症である長男が生まれたことで、それまでのセッションや考え方も変わりました。現在、旦那と自閉症の長男、大学生の次男の理系男子どもに囲まれて、その中を文系思考で臆せず突っ走っております。(北古賀さん自己紹介)
 
3 参加者 21名
 

4 内容
 ① 北古賀さん自己紹介
 ② ボールを使ったセッション
 まずは参加者が円になって座っている一か所にボールを渡します。
「横の人に次々と渡していってください。」
指示はたったこれだけ。

 当初は、参加者がボールを横の人に渡していくスピードや渡し方に合せて、ピアノ演奏のテンポや音の強弱を自在に操っていました。そのうち、北古賀さんが、スピードを速くしたり強弱を変えたりすると、不思議とボールの渡し方を音に合わせようとしている人の動きに気づかされました。

 普段のセッションでは、合わせたり、あおったりすることで、子どもの動きを察知したり、動きから子どもがなにを求めようとしているのかなど、とても幅広い情報収集と決断と実行とを同時進行で繰り返しされていることがよくわかりました。
 
【このセッションで心に残ったフレーズたち】
  • 子どもは、自由の中から、自分で動きをスタートさせる
  • コミュニケーションが産まれた瞬間を感じることが大切
  • 普段は仲間と上手に遊べないけれど、音で集団遊びを楽しむことができた
  • 音の先には何もない!正解はないので、子どもがなにか動きを始めたら、それが正解
  • セッションで、子どもがなにかできるようになったとしても、それは、単に「副産物」でしかない
 


③ 演奏を聴く
「みなさんがよ~く知っている曲を演奏します。なんの曲かよく考えながら聞いてください」
 指示はこれだけ。

実は、最初よく知らない曲が演奏され、途中からなんの曲かわかり、終わり方を演奏でコントロールされ、複雑な感情が生まれた。人には、気持ち悪い終わり方、心地よい終わり方があるのだと気づいた。
【印象に残ったフレーズ】
  • 子どもの動きを、音を通して「みる」
  • 気持ちの動きや流れを読みながら、曲をアレンジする
  • 名前は、その子によってもっともたくさん聞く言葉
 

④ 後半は、息子さんの紹介を交えながら、強度行動障害があるお子さんの親としてのお気持ちや考えをお話くださった。
【印象に残ったフレーズ】
  • 現在の通所施設に安定するにあたり、組織のトップが、受け入れすることを全職員の前で宣言してくれた
  • 節目節目(分岐点)に「一緒にがんばりましょう」と言ってくれる人が近くにいた
  • 何気なく使われる「二次障がい」ということばのもつ意味が、大きな苦しみを与えて続けている(親のせいだといわれているように聞こえる)
 

【考えさせられたこと】
 1時間半ほどの時間は、あっと言う間でした。もっともっとずっといろんなことを聞いていたいと思ったのが正直な気持ちでした。

 特に、大きな視点として考えさえられたことは、

『活動ありきで、その枠に子どもたち(人)をはめようと働きかけている日常がいかに多いことか!』
  ↓
これを、『子ども(人)が、自ら動く姿に、いかに自分たち支援者(寄り添う者)が合わせられるか!』


に、そもそもの発想を変えていかないといけないことに気づかされたひと時でした。

 このことは、強度行動障がい児者に関わる支援者として、まぎれもなくKYOUKOU(強度行動障がい勉強会)が大切にしていかなければならない最重要視点です。KYOUKOUの勉強会は、これからもこの視点をずっと大切にして持ち続けていきたいと思っています。
 

【参加者のご感想から】
  • 音楽療法について触れる機会が初めてだったので、とても新鮮でした。また、学ぶ機会がありましたら、ぜひお話を聞かせてください。
  • 支援者として、しっかりご本人と向き合っているのか?・・・つもりではありますが・・・改めて振り返ることができました。音楽療法は、以前施設で取り組んでいたのでイメージ通りでした。お話にもあったように、ご家族、保護者の支えとなる、なれるようがんばります。明日からの支援おヒントを大いにいただきました。
  • 音楽科の講師をしています。なかなか一人ひとりに合わせた対応って難しいです。40人以上のクラスが10クラスともなると、名前を覚える前に1年が過ぎ去ってしまうほど試行錯誤の毎日です。本日は、生の子ををたくさん聞かせていただけて大変勉強になりました。授業よりも休み時間に楽器を使って遊ぶとか、そっちの方が子どもたちの安心基地になるのかなと思いました。
  • 久しぶりに参加できて楽しかったです。音楽の可能性を感じました。
  • 音楽の影響が様々あり、これまでの方法の問題点など気づかされることの多い勉強会でした。音楽を支援に活かすには難しい面もありそうですが、ぜひ今後の支援に貸していきたいと思います。
  • 音楽が好きでちょっと興味があり参加しました。話の内容は興味が湧きました。
  • 久々に勉強になりました。希望があります。と思いました。ついつい、いやな子、やかましいのが嫌いな人が多いというようなことがだんだん広がっていて、その子の好きな音や音楽やらを求めたりする気が減っていて、うれしかったです。
  • 大変興味深く参加できました。音楽の重要性も理解できました。
  • 都合がつく限り参加させていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。また、施設見学も企画にしていただけたらなあと思っております。
  • 就労支援の中でも思い当たる状況があったり、イメージが浮かびやすい内容で、地祇へと考える機会をいただけました。
  • 今日は、条件がそろって奇跡的に参加できました。楽しかったです!音楽の力はきっと思っている以上に大きいのだろうなあと思いました。いろいろチャレンジしてみます。人と音楽のかかわりについて、一度考え直すよい機会となりました。人が音を感じてどう行動するかはもっと勉強していきたい内容なので、わたしなりにももっと勉強していこうと思います。
  • "これをすると〇〇できる”という謳い文句にはへきえきしていたので、北古賀さんの話にはと~っても納得してしまいました。ありがとうございます。障がいをもった子が学べる音楽教室ないかなあ~?
  • 音楽と人との感じ方、行動、想いがみつかると思いました。新たな勉強ができました。ありがとうございました。
 

音楽療法とはなんぞや?について、短い時間で触れていただき、それが、KYOUKOUの学びとどう結びつくのか・・・その大切な視点を改めて学ぶことができました。

北古賀さん、ほんとうにありがとうございました!
 

お願いしてよかったあ~(^^)/
 
 

 なお、次回のKYOUKOU(強度行動障がい勉強会)は、

平成31年2月20日(水)19時から あいれふ(福岡市中央区舞鶴2丁目5−1)です。

 地下鉄赤坂駅から徒歩数分。駐車場があいれふ地下にあります。30分間100円です。
 万障お繰り合わせの上、予定確保をお願いします。
 内容は、3月に実施する会の内容をどうするか、みんさんでご検討いただく話合いの会となります。どうぞアイディア・ご意見をたくさんおよせいただきたいです(^^)/
 
 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
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