トップ  > KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)  > KYOUKOU第2回報告!
相談支援事業所サンクスシェア
  相談支援事業
 指定特定・一般相談支援事業
 指定障がい児相談支援事業
 自立生活援助 
         

   すまっぽん

 地域社会貢献事業
  👉イベント予定
  👉会員登録

   すまっぽん 

 

サンクスシェア公式アカウント始めました!
サンクスシェアやSNAプロジェクトのイベントのお知らせなどお届けしていきます!

友だち追加

 

 

スマートフォンからのアクセス
読込QRコード

サンクスシェアとの連絡ツール

(Powered by smappon)


すまっぽん作成を無料お試し!

ホームページ作成を無料お試し!

合同会社サンクスシェア

〒 812-0053
福岡市東区箱崎1丁目13番14号 コーポコジマⅡ 101号室

  • 電話:092-231-9253
  • FAX:092-303-8882

KYOUKOU第2回報告!

第2回KYOUKOU(強度行動障がい勉強会)報告

1 日 時 平成28年6月29日(月) 18:30~19:30 

& 第二部そこそこ遅くまで…(^-^;

2 場 所 合同会社サンクスシェア事務所(東区馬出)

3 参加者 8名

4 内 容

 ①自己紹介 「最近思うこと」30秒で・・・ほぼみなさん長すぎ…(^-^;

 今回は、なんと学生さんが2名初参加!この勉強会が目指す大きな目的の一つが育成。いわゆるベテラン職員と常勤職員、そしてアルバイト学生をつなぐ連携が、我が職場にとって非常に重要なのです。単なる口頭や文書だけの引継ぎに加え、一つの体験的活動を通して考えを交流し、情報を共有することにより、『体でわかる』ことが、この勉強会の大きなメリットです(^^)/


 ②「強度行動障がい者の余暇時間支援について」ブレーンストーミング & 分類

まずは、一人一アイディアずつ、順番にポストイットに書いて模造紙に貼っていきました。20分間で62枚の余暇内容が出されました。よくある方法は、まず与えられた時間で個人作業としてたくさんアイディアを書き出し、あとでそれをせーので発表するパターンですが、今回は、『人と同じアイディアを出さない』『他者の出すアイディアを参考にして自分のアイディアを創る』ことを狙って順番に一人ずつ出し合ったのでした。


次に、出されたポストイットを模造紙の上で分類していきました。

以下の表は、出てきたアイディアを分類した視点を整理した結果です。

【室内・一人で】

・お手伝い系

・食べもの系

・趣味 興味関心系「

・体を使って系

・体験活動系

・スキル発揮 スキル育成系

【室内・他者と一緒に】

・ボードゲーム

【室外・一人で】

※強度行動障がい者をイメージしたためこの分類にあてはまるものは、ほぼありませんでした。

【室外・他者と一緒に】

・観戦 鑑賞系

・訪問系

・レジャー系

・運動系

・趣味 興味関心系

・体験活動系

分類してみて、共通した意見は、『偏りがある』ということでした。

一つは 、強度行動障がい者の特徴からして至極当然なのですが、『他者と一緒に』系のアイディアがほとんど出てきていなかったことと、これも同様で、一人で外出を任せられないため『室外・一人』の分野がほぼ出なかったことでした。

ある意味仕方のないこととも思いながら、一方では、やはり、自らが視野を狭めてしまっていて発想の広がりを阻害しているかもしれないということを支援者が十分認識しておく必要があると思いました。

もう一つは、視点の偏り。『趣味系』にあまりに数が集まりすぎていることに気づきました。上記同様、やはり視点の偏りは発想を狭めてしまいます。支援者が常にさまざまな視点を意識しながら、多方面から本人の余暇活動時間のアイディアを創りだすことが必要です。今回の勉強会をさらに深めるとすれば、『視点』ごとに限定したブレーンストーミングを実施すれば、非常に有効な研修になることでしょう。ふだん、なかなか思い至らない『視点』に絞って、あえてアイディアを探し出すことによって引き出しをたくさん持てば、実際の支援に役立つこと間違いなしです。


最後に、分類したポストイットを眺めながら、感想をシェアリングしました。

 

  • 強度行動障がい者にとって、一人でできる活動ができるだけたくさんあるほうがよい(例えばお手伝い系)
  • 自立に向けた方向性を意識して関わることも重要
  • 活動を提示、提案する際、その活動が『楽しい』と思えるように関わる

 (『楽しい』とはなんぞや?との議論もありました)

  • 本人にとって『またしたい』と思う要求を引き出すことが重要

 (時間の隙間を単に埋める作業には決してならないように…)

  • 終わりがわかりやすいように、視覚的なイメージも活用しながら、提示すること
  • できることならば、単発で終わってしまうのではなく、継続して取り組めるようなものができるとよい

 

 


このように、さまざまな気づきがたくさん出されましたが、共通認識できた大きなポイントは、支援者が活動のレパートリーの引き出しをたくさん持っておくことに加えて、その活動の提示の仕方や本人への意識化について、本人のもつ特性や現状からしっかりアセスメントしながら、余暇活動時間の支援をしていくことでした。

また、か~む所長から、『仕事・生活・余暇の3つのバランスを考えながら支援することが大切』とまとめをしてもらいました。


今回もまた学び多い時間になりました。一人で考えても決してこのような気づきは得られません。一緒に集ったみなさんがいらっしゃったからこそ、私自身も大きく成長できました。

ご参加いただいたみなさん、ほんとうにありがとうございました。

勉強後の親睦食事会もたいへん楽しく有意義でした!

まあ、目標の9時にはやっぱり終わることができませんでしたが、今回は、おまわりさんに注意を受けることなく無事おわりましたよ~(^^)/

 

※ さて次回第3回は、7月28日(木) 天神のあすみんを会場に、18:30から開催予定です。希望するテーマについてぜひご意見くださ~い!

  また、次回の第3回から、参加者をオープンで呼びかけます。身近でこの勉強会に参加したいという方がいらっしゃれば、ぜひお誘いください。

 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立