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社内研修報告(相談支援事業)

サービス等利用計画案検討会議

R3.8.30 田中聡

サンクスシェアでは、毎月1回、全職員が参加してケース検討会議を実施している。 

今回は、私たち相談支援専門員の独占業務と言える「サービス等利用計画(案)」の検討会を実施した。

もともとこの計画案作成については、相談支援専門員が複数人数いる事業所の強みを活かし、新規や福祉サービスの追加および変更、期限を迎えての更新のタイミングにおいて、作成した計画案を全社員に回覧し、疑問や指摘事項を回覧した計画案に記述しあう仕組みを取り入れている。

その検討を、1時間程度の時間を設定し、社内研修として実施したのが今回の検討会議の位置づけである。


計画案の作成は、大変難しい。どの相談員も作成には頭を痛める。それは、ある意味一人の人間の人生を方向付ける重要な指南役を引き受けているから当然のことである。適切でない方向性を案内してしまうとその人の人生を台無しにしてしまう怖れが常につきまとう。しかし、一方で、相手の生活しづらさが和らいだり、希望する方向に生活が進みだしたりして、相談者から感謝されることにはこの上ないやりがい感がある。


今回の案検討は、先に課題を明確にしておき、(アセスメント情報も共有)

① この対象者に対しての相談支援の見立てをどのように考えるか?
② そう考えるのはなぜなのか?

について、スタッフ間で意見交換した。概ね1時間程度の協議を経て、スタッフは以下のように気付きをまとめたので情報発信する。


田中・・・今回の計画案検討会議では、課題が、確定状態であることを踏まえ、
①どのような見立て(支援方針)を設定するか?
②その見立てをなぜ採用するか?についてを職員間で協議した。

それぞれの職員の、それぞれの視点を出し合い、自分の考えと比べ、共通点をさぐる思考作業は学び多い経験となった。

そして、改めて重要であると再認識したことは、やはり「なんのために?」である。つまり、その支援は、「なにを目的に?」「なぜその見立て(支援)なのか?」を『説明できる』ことを明確にしておかなければならないということである。そして、総合的な支援の方針欄に記述することは、課題に対する「対症療法」でもなく、「直前の防止策」でもなく、ベースとなる「望ましい力」を身につけるための取り組みの方針でなければならないことを改めて肝に銘じた。

最後に、今回の検討会議では扱わなかったが、そこで明確になった対象者の方針について、相談支援として、①各支援者・機関間でその方針を共通認識すること、②各支援者・機関の役割分担を明確にすること、が方針に記述されなければならない!

多くの学びを提供してくれた提案者の高倉さんに感謝、感謝である。

松本・・・今回の会議にて、対象は自閉症スペクトラムの診断をお持ちの児童さんでしたが、自身の利用者さん(成人)のイメージも思い浮かべながら参加していました。会議ではそれぞれの視点から意見を出し合い、その中で意見を統合していく流れで進められ、自身でも意見を聞きながら新たな気づきや自身の利用者さんへの対応について考えさせられました。実際に支援を行う時も、多面的にケースをとらえる視点を意識していきたいと考えさせられました。

高倉・・・私が担当するお子さんの計画案の考え方について多くの意見やアイディアをいただきました。一人で考えると視野が狭くなり、本児の不安や困り感等の背景になるものなどについて深く考えることができていなかったことを改めて感じることができました。会の進行については、不適切な行動がなぜ起きているのかを出し合った後で、具体的な支援方法を協議した方が思考の流れはスムーズになったのではないかと考えました。

高橋・・・ 案会議の中で課題①から④が出題されて、それはなぜ起きているのか?原因を自分なりに考えてみた時に4つに共通する思いが込み上げてきました。全ては本児の思いがそこに訴えとして表れている気がしました。「不安が強くなる・認められたい」子どものすることには意味があり原因があるといつも原点を見つめ直す思いです。どんな課題があるとしても相談員としてどう課題にどう向き合うか悩むところです。方向性をしっかりと共有して子どもの未来を明るくその子らしく過ごせて楽しめるようにお手伝いをさせて貰えて感謝していると共にいつも自分の選択や発言に責任を持ちたいと考えています。相談員として日々努力し質の向上をしていきます。

船津・・・それぞれの違った考えや意見が聞ける貴重な機会となった。時間が限られているのもあるが、もう少し深い内容まで議論できたらよりよいと思った。今回は課題に対する支援方針について話し合いを行ったが、さらに、もっと細かくテーマを絞ってもよいのかと思った。

個人的な反省としては、参加している方全員に同じように伝わる話し方や話す順序をより高めていければと思います!

樫本・・・私は課題に対しての見立てのところで、問題が起きた時の対処法ばかりに目をむけていたのですが、ほかの方の意見を聞いて課題に対しての予防の重要性という視点に気付くことができました。また、別々の課題に見えても掘り下げていけば同じ要因につながっていることが今回の会議でわかり、今後計画案を考えて行く事があれば、課題の真の部分をみて見立てをしていこうと思いました。

種崎・・・8月23日(月)案会議 感想

不安や自信がないという事は誰にでもある事だと思うので今の段階では大きな問題ではないのではないかと思った。

自宅での接し方や学校等外での対応の仕方で本人の課題の多くは解決するのではないかと沢山の意見を聞いて感じた。

皆で話、意見を出す事で、自分では思いつかないような事が出てくるので面白いと思う。

予防する策が多いと感じた。予防も大切だと思うがトラブルが発生した時の対応策も考えておく必要があると思う。

楢林・・・今回、Oさんの計画案の見立てについてディスカッションさせて頂いたことで全ての課題に対して特性である不安でしょうがないというところが関係していると思いました。癇癪を起してしまうのも順番通りに出来ない事や変更に対して不安に感じる思いから。そして、自分の思いの表出や願いを伝える面で消極さがみられる事についても自分に対して自信がない気持ちからくるのではないかと思います。

 知的理解はあるので人数・視覚的、話すスピードなどを工夫した支援の必要があると考えます。④約束やルールを守っていないと過度に指摘したり注意したりすることがあるということに関してはまずはルールや守れていることに対して十分に褒め、否定したりせずに話すことが重要ではないかと考えます。相手との気持ちを伝えあう場をもうけることやモヤモヤを残さず、ポジティブに考えることが出来るようにするという意見が出ました。

今回、案会議に参加させて頂き課題を挙げること、優先順位を決めることが難しいと感じました。このお子様がどんな未来になってほしいのかその未来を目指すにはどういった目標を設定するのかなどお子様とお母様の思いや希望などの大切さなども改めて実感しました。他の相談員と話し合うことで自分が考えもつかなかったような意見や考えを知ることで普段の計画案を考える際に取り入れることができるのではないかと思います。計画はすべてそのお子様の未来をよりよくしていくためと考えながら計画案を書いていきたいと思います。ありがとうございました。

 

 
福岡市東区で障がい福祉サービスに携わる人を育てる会社
 合同会社サンクスシェア 2016年4月4日 創立