障がいを持った子ども達と初めて出会ったのは、高校生の時に募集されたボランティアに参加した時。
未成年の知的障がいがある、入所施設の子ども達との触れ合いでした。
いやいや、もしかしたら小学校一年生の時、同じクラスのちょっと変わった男の子。
勉強はできなかったけれど、いつもニコニコ笑顔の彼は、クラス中から愛される人気者でした。
ほんのわずかな時間を彼らと過ごしたことが、もしかしたら私のその後に影響を与えたのかも知れません。
音楽で学校を卒業してから、私は当時、まだ日本に全く知れ渡っていなかった音楽療法にはまります。
ある時電撃的に、山梨の日本臨床心理研究所に単身乗り込み、事務所に泊まり込んで教授の奥さんからご飯を食べさせてもらいながら、様々な障がいを持った子ども達と、まさに真剣勝負の音楽療法の現場を体験させてもらいました。
それを持ち帰った後は、健常の子ども達とともに、障がいを持った子ども達と音楽で関わる仕事をするようになりました。
そうしているうちに結婚をして、さらには自分自身が、最重度の知的障がいをもつ息子を授かるという「ミラクル」を起こしました。
障がい者の理解も今ほど進んでいない、療育機関もない、放デイもない、そんな時期に我が子と真剣勝負で向き合う日々でした。
音楽療法の研修に行く機会も息子に取られ、資格さえ取ることもできなかった私は、音楽講師として細々と子ども達と関わりながら、今も息子と向き合う日々です。
現在は、今も彼が教え続けてくれていることを、福祉の現場や学校の研修などでお伝えしたり、障がい者のいる家庭のリアルをサイトやブログで発信しています。
サンクスシェアでは、snaプロジェクトの運営を頑張っています。
とても楽しい職場です。
皆さん、遊びに来てくださいね!
■北古賀のサイトとブログ
↓↓↓